よくシミュレーション画面や数字だけの運用報告を目にしますが、実際はどうなの?と気になる人もいると思います。
今回は積み立てNISA3年目の実際の画面を見せて運用報告をさせていただきます。
NISAとは?
NISAとは2014年に始まった少額投資非課税制度です。
株式投資や投資信託などの金融商品に投資をした際、売却時に利益の約20%に課税がかかります。
しかしNISA口座で購入した商品は全て非課税になるという仕組みです。
例えば100万円の投資が150万円になったとします。
NISAを使わないと利益の50万円に約20%の税金がかかり、10万円が差し引かれます。
しかしNISA口座の場合は非課税になるため、150万円がそのまま貰えます。
運用報告
早速運用データを見ていきましょう。
投資先:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
投資期間:2年4ヶ月(2021年5月〜2023年8月)
投資額:1,066,660円
資産合計:1,286,095円
トータルリターン:+219,435円
評価損益率:+20.57%
100万円が130万円近く増えています。
続いて3ヶ月ごとの資産推移を見ていきます。
積み立てNISA資産額が投資額を下回ることは2年4ヶ月で一度もありませんでした。
投資の世界で「絶対」という言葉はないため、今後損益を出す可能性も0ではありません。
しかし損益を出したから売るのは間違いです。
NISAは長期保有が前提の投資になりますので、損益が出ても手放さずに保有していましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資がオススメの理由
こちらはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が連動するMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の過去18年間のチャートになります。
リーマンショックやコロナの影響で一時的に株価が下がっていることはありますが、長期的には右肩上がりになっています。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は名前の通り全世界に分散して投資が出来ます。
世界に隕石が落ちて地球は潰れない限り、大損をすることは少ないと言われている株になります。
資産形成の未来予想
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の過去18年間のチャートでは右肩上がりですが、未来の正確な予想は難しいです。
ここ10年のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は平均リターンが9%と良過ぎました。
そのためJ.P. Morganの超長期予測では、5.9%になると発表されています。
これらを元に積み立てのシミュレーションをしてみます。
参考:楽天証券シミュレーション
毎月33,333円を10年間=3,999,960円積み立てたとします。
10年後の結果は合計5,433,046円になっており、+1,433,086円となっています。
2024年以降はNISAの限度額が年間360万円、計1,800万円まで投資可能になります。
次は月10万円を10年間投資した際のシミュレーションをしてみます。
参考:楽天証券シミュレーション
毎月100,000円を10年間=12,000,000円積み立てたとします。
10年後の結果は合計16,229,301円になっており、+4,299,301円となっています。
銀行の金利が1%にも満たない中で、いつまで預金だけで生活するつもりですか?
毎月10万円投資するのは厳しいと思います。
ご自身の給与状況や将来の目標資産額から毎月の積み立て額を算出してみてください。
開設する証券口座によってメリット/デメリットがありますので、以下を参考にしてください。